こんにちは、ちゃぺです。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
いよいよ引っ越しが再来週になり、今住んでいる場所の転出届けや家の荷物整理を少しずつですが始めている状況です。
それにしても何でこんなに物って増えるんですかね 苦笑
家族4人分なのでそれに比例して物も増えて本当に困ってしまいます・・・
とりあえず要らない物などは極力誰からにもらってもらったり、買取してもらったりして、最悪は処分しているところです。
断捨離せねば!
転出や転入に関しての手続きをこちらにまとめましたので、よろしければご参考ください。
小学生のお子様をお持ちの方や新築への引っ越しをされる方の参考になると思います。
新築を建てて引っ越す場合は、登記手続きで新しい住所の住民票や印鑑証明が少し早めに必要です。
さて、話は変わりますが、2月末には北海道で震度6弱の大きな地震があり、3月13日にも徳島県や和歌山県で震度3の地震がありました。
最近地震が多いと思いませんか?
新しく家を建てる側からするとこんだけ地震が頻発するとちょっと心配です。
そこで今回は、その地震と地震対策でとても重要な一条工務店による地盤調査についてです。
最後までお読みいただければ幸いです。
震度5以上の地震の発生状況
先ず、日本ではどれくらいの頻度で震度5以上の地震が発生しているのか、ざっとこの1年間を調べてみました。
国土交通省の震度データベース検索より調べることができます。
何とこの1年で13回もありました!
しかも、沖縄から北海道、大阪や千葉、長野と至る所で起きています。
さらに、2012年から遡って調べるとやはり毎年10回以上となっており、ほぼ毎月どこかで震度5以上の地震が発生していることが分かります。
ちなみに、震度1~4であれば毎日どこかで発生していることが分かります。
場所にバラつきはあるものの、次にいつどこで発生するかを予測することは現在の科学技術では無理で、分かったとしても直ぐに対応することは至難の業です。
つまり、日本に家を建てる以上避けては通れないのがこの”地震”です。
いくら建物が新しくて頑丈でも、その土地が弱いと建物は直ぐに倒壊してしまうリスクがあります。
そこで、実際に家を建てる際に強い地震にでも耐えられるかどうかを診断するのが”地盤調査”であり、診断結果に応じて処置する必要があります。
我が家でも家を建てる前に、一条工務店によってこの地盤調査を行いその報告書をもらいましたのでご紹介します!
一条工務店の地盤調査
地盤調査報告書は以下の10項目で構成されています。
- はじめに
- 調査地概要
- よりよい地盤を造るには
- 周辺観察
- スウェーデン式サウンディング試験
- 参考写真
- 基礎選定
- 液状化について
- 添付資料
- あとがき
以降では重要と思われる部分をご紹介します。
はじめに
『この度は地盤調査にご協力頂きありがとうございます』から始まり、『地盤調査研究所の検査員が地盤調査実施基準に基づき厳密に実施しております』、云々かんぬんと書かれています。
つまり、適当に外部機関などを使って丸投げしているわけではなく、一条工務店できっちりと基準を作り一条工務店できっちりと実施・報告していますよ!と言う一文が書かれています。
また、「地盤調査→基礎選定→施工→保証」まで一貫して一条ではやってくれます。
調査地概要
ここは実際に家を建てる場所、実施日、作業者が書かれています。
ちなみに、地盤調査は調査員が実施しますが担当の営業さんも立ち会います。
我が家の地盤調査は8月1日の真夏に行われています。
暑い中本当にお疲れ様でした。
よりよい地盤を造るには
しっかりと良好な地盤を造るためには、”解体”、”盛土”、”土留擁壁”に注意してくださいとのことです。
『ん?何のこと?』と思いますよね。簡単に説明が書いてあります。
解体:
建物解体の際、撤去されずに土中に残された基礎コンクリートは地盤補強工事の妨げや悪影響を及ぼすとのこと。
建物を解体して家を建てる場合はきっちりとキレイな土地にしてください、とのことです。
我が家は後々トラブルになるのも面倒なので、一条工務店の提携先の解体業者に頼みました。
色々とやり取りをして20万ほど安くできることに成功しましたので、よろしければこちらもご覧ください。
意外とその費用も馬鹿にならないんですよね・・・
盛土:
土地を平らにするための盛土材料の質や、きっちりとした計画や施工が必要とのことです。
土留擁壁:
土留や擁壁を施工が必要な場合は、適切な地盤補強が必要になることもあるため注意が必要とのことです。
土地にも色々と状態や形があるので、その土地それぞれにちゃんとしたやり方があるんですね。
土木関係の仕事をされる方なら当然かもしれませんが、一般人には馴染みがありませんよね。
地形観察
様々な地図や地形図を使って調査地を調べてもらえます。
小学校の社会の授業みたいになってくるので少し眠たくなってきます 笑
<調査地案内図(今の地図)>
実際に調査する場所の地図と地名に関しての説明があります。
例えば、地名に「田」や「谷」が付くと低湿地であったり、「砂」や「州」が付くと干潟や砂洲であったりとかです。我が家は関係ありませんでした。
<地形図>
地形図を元にした等高線から調査地がどれくらいの標高かを調べてくれます。
我が家は標高7mぐらいとのことです。『ふ~ん』って感じですね 苦笑
<旧版地形図>
過去に作成された地形図を元に、調査地が過去どの様な土地であったかを調べてくれます。
埋立地で昔土地がありませんでした、とかなら驚きますが我が家は昔から土地のある所なので大丈夫でした。
<土地条件図>
土地の成り立ち、携帯や性質などから地形を分類して調査地がどんな種類の土地かを調べてくれます。
我が家 → 谷底・氾濫平野とのこと
<地形模式図>
社会や地理で出てきたような、三角州とか、模式図で調査地がどのような土地かを教えてくれます。
我が家は後背湿地でした。
周辺観察
周辺写真と共に、調査地周辺に何があるかを調べています。
我が家の場合、東西南北に宅地、2階建ての木造、築年数などが簡単に書かれていました。
スウェーデン式サウンディング試験
どの場所でこの調査を実施するのかを示したものとなっています。
我が家の場合はこちら。
測定点がA1、B1、C1と書かれています。
そこまで広くないので3点で測定するようです。
また、実際に試験を実施した測定点を結果と共に写真入りで説明されています。
なお、評価は以下の3点で実施されていました。
水分・・・多い/少ない/なし
土色・・・茶系/灰色/緑系/白系/青系/黒系
異臭・・・あり/なし
スウェーデン式サウンディング試験とは、ロッド(鉄の棒)を垂直に突き刺し、 グリグリと回して行ってその沈み方から地盤の硬軟や締まり具合を調査します。
ロッドがスムーズに沈んだ場合は地盤が弱いと判断し、 逆に沈みにくかった場合は地盤が固いと判断します。
ロッドは以下のようなものです。
これでグリグリ地面を掘っていくみたいです。
試験結果一覧
各測定点についてグラフと共に示されています。
何れの地点でも7mぐらいまではズブズブとこのロッドが沈んでしまったようです。
それ以降では力を掛けないとロッドが沈まなかったようですね。。。
嫌な予感しかしません・・・
これらを元に基礎選定がされました!
結果発表
以上の結果をもとに、我が家の基礎は『べた基礎+ソイルセメント』になりました!
大事なのはその次!
施工長はなんと『8m』!
ちなみに、代表的な基礎選定は以下のようなものがあります。
一条工務店では最もシンプルな布基礎のみが標準で、それ以外は全て”オプション”となります。
ソイルセメントやべた基礎の気になる費用ですが、詳細はこちらに書いています!
何とソイルセメントだけで約100万!
マジかー!!
まとめ
今回は、地震と一条工務店の地盤調査に関してご紹介しました。
の調査報告書をもらったのは古屋を解体する前、去年の8月か9月ごろだったのですが、その時はサラッと結果しか見ていませんでした。
で、『ソイルセメントかよー、費用めっちゃかかるやん・・』って感じでした。
ですが、今回じっくりと読んでみて、きっちりと調査した上でソイルセメントに至ったのがよく分かりました。
それに、30年以上住む家になると思うので、家本体だけではなくその基礎もしっかりとして安心した生活のためにはやっぱり重要だなぁと思いました。
一条工務店ではこの地盤調査を無料で実施してくれてきっちりとした報告書を作成してくれます。
この結果に対してもしも懸念点等があるようでしたら、他の業者にも相談してみるといいかと思います。
ネットでも簡易で結果が直ぐに分かるサイトがありました。
とは言っても2018年の様に地震だけではなく、台風による災害なども想定されますので、
家族のことも考え、我が家でも避難グッズをある程度は用意することにしました!
家づくりや新しい家のことも大事ですが、それだけではダメですからね。
このブログを書きながら、『日頃からの備えが大切だなー』と改めて実感しました。
また、一条工務店では”住まいの体験会”で耐震性能などを実際に体験できます。
1日掛かりとなりますが弁当や飲み物など全て無料です!
何よりも一条工務店がどのような家づくりをしているのかを知ることが出来ます。
是非一度行かれることをおススメします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
これから家を建てようと考えている方々の参考になれば幸いです。
それではまた次回!
ちゃぺでした。